第2話では、フランチャイズ本部の資料を取り寄せ、
何故、「そのフランチャイズ本部を選ぶのか?」という切り口で本部の分析を行った。
憧れの部分と数値的部分で、その本部の「成長性」を確認することができたはずだ。
この章ではいよいよ、あなたが選ぶフランチャイズ本部へ乗り込んでゆく!

 

事業説明会の意義と「ひと」の目利き

事業説明会は、業績や事業内容を聞くために行くものではない。
御幣を無くすために言い換えるなら、「本部の提示する業績や、考え方を再確認するため」
と置き換えることにする。
なので前段階で、資料を取り寄せ、企業のホームページや、時には2チャンネルをマーケティングし、
科学していただいたのだ。そうすることでより具体的で客観的に見えるし、質問も沸いてくるというものだ。

また、できる事なら、是非本社も除いていただきたいものである。そこで働く人達の様子から、
様々な情報を得ることができるだろう。これから付き合う事になるかもしれない、
「スーパーバイザー」の立ち居振る舞いも、見逃してはならないし、社長の人格も知っておくべきだ。
とは言え、大手になれば代表に会うのは、最終段階となるだろうが…。
役職持ちの部長クラスと会うだけでも、バックに潜む社長像を掴めるはずである。

それでは赴く前に受話器を上げて、本部に一度電話で問い合わせしてみてほしい。

お客様は、ホームページに記載されている、どんなに素晴らしい内容より、
「電話の受け答えでお店を選んでいる」
正確に言えば、電話の印象が悪ければ、お店には足を運んでくれることはないだろう。
そのことが分かっているフランチャイズ本部は、電話の受け答えも親切丁寧である。

上記の関門を突破した本部であれば、そこで働く、スーパーバイザーに会ってみてもよいかもしれない。

 

「スーパーバイザー(SV)」は
会社の鏡であり、「情報収集チャネル」である

それでは、スーパーバイザーについて確認していただきたいことが5つある

1、スーパーバイザー昇格の基準

2、スーパーバイザーのキャリア

3、スーパーバイザーの訪問頻度

4、スーパーバイザー一人当たりの担当店舗数

5、トレーニング方法やサポート体制

これで本部が、スーパーバイザーの立ち位置をどのように考えているのか見えてくる、
そして、スーパーバイザーの立ち居振る舞いを見ることで、本部の基本的考え方や、
本部の風土を垣間見ることができるはずである。

この事をないがしろにしているフランチャイズ本部が多いので、
これまで多くのフランチャイズオーナーと、フランチャイズ本部が裁判所で、
幾度となく白熱してきたのである。

気の合う、あわないは抜きにして、スーパーバイザーとは多くの会話をしてみてほしい。

これから伺う店舗視察時には、こんなことを聞くとそのスーパーバイザーの能力が、
いかほどかわかるはずだ。

「近くにライバル店が出店した時は、どういう対応をしますか?」

「売上げを上げるには、どんな方法がありますか?」

さてどのように返答があり、どのように評価したかはさておき、
スーパーバイザーがいかに重要か、改めてお伝えしておく。
私もスーパーバイザーの経験がある。
その時に一番時間を割いていた事は情報収集だ。

政治経済に始まり

業界動向

消費者動向

競合店情報

他店成功例失敗例

商圏調査

加盟店情報

あげればきりがない。
身内だけの情報は視野が狭いし、身内だけの情報伝達機関では仕事の荷が軽すぎる。
そしてオーナー様は、このような情報を詰め込んだ

「スーパーバイザーを、徹底的に活用すべきである」


次は店舗視察もっともっと掘り下げてご案内する。

 

 

現場ありきの世界「店舗視察を楽しもう」

「事件はいつも現場で起きている」

この事実を深く受け止めなければならない。
全ての始まりは現場であり、そこで働くスタッフであり、そこに訪れるお客様であり
そのお店の設備に、仕組みシステムにまで至る

つまり

マンパワー

お店の雰囲気

お客様層

マネジメント

がお店を形成しているのである。

 

店舗視察で見落としてはいけないこと

これまでお伝えしたことは抜きにして絶対押さえるべき項目

✅ ブラシュアップの部分/課題

 他店より劣っている、またはレベルUPが必要な部分はないか?
 それは改善できる内容か

✅ マネジメント力

 教育、業務オペレーション、数値管理などそれらを管理する端末、管理帳票
 その存在と、稼働しているかまで確認していただきたい

✅ 衛生管理

 特に重要で、これらに関する各帳票は絶対外せない。なぜなら
 これらの帳票は、「お客様に提供する、商品の扱
い方を世間に公表する代物」
 になるからだ。飲食店は人の命を預かる商売である。
 「衛星管理ができていないお
店は、お客様の信用も、スタッフの維持も、
 社会的責任も果たすこともできない」と考えるべきである。

これらの、仕組みシステムを本部が持ち合わせていて、
かつ稼働させることができているのかを、見極めることが店舗視察で重要なのだ。

以上のことを含めさらに、店舗視察は最低でも3店舗以上は見ておくべきだろう。

・直営店とフランチャイズ店

・業績の良い店舗と悪い店舗

・抜き打ちで1店舗

売り上げが良い店舗と悪い店舗の違いは何なのか、確認しておくべきだし、
フランチャイズオーナー様の本音も聞くべきだ。
さらに抜き打ちで行った際は、お客としてスタッフと沢山話してほしい、
且つ実際に、お金も自分の財布から支払っていただきたい。
その支払額に対する満足の割合と、本部が掲げる客単価も比較してみてほしい。
店舗に訪れた際は、近隣を歩くこともお勧めしたい。

飲食帳票屋は、そんなお店の評価するときに、自店を評価、客観視する時に
便利な帳票も扱っている。現在、ご購入いただくと、
店舗スタンダードチェック表「QSCの神様459の問と気付き」
が漏れなくついてくる。

いかがだろう?
企業分析について、これまで3話に渡りお伝えしてきたが、
これでも足りないと思う方から、ここまで確認しなければならないのかと、
青ざめた方までいるかと思うが、よくよく考えてみてほしい。
これからの人生のターニングポイントになることを。あなたの今後の人生や、
家庭を決定付ける決断にふさわしい分析ができただろうか?
まだ不安だという方には「オヤタケ判断基準・本部選びの核心に迫る」を、
次回の最終章でまとめているので参考にしてほしい。

補足として、これまで分析に使うであろう数値や結果は、あくまで確率論的であり、
予測的数値も多く含まれるだろう。しかし、この分析を深めてゆくことで、
確実に予測的中率を向上させ、経費削減、危険予測、利益率向上につながると
私は確信している。つまるところ、
飲食経営に数字化する仕組みが必要なのは、
このシミュレーションできる人材が育つことが、
企業そのもの成長へ繋がることであり、
「これまでの、これからのステータス」になると断言して締めくくる。

このような、「成長に欠かせない帳票集」も当社は幅広く取り扱っているので、
是非参考にしてみてはいかがだろう。

次回は最終章「オヤタケの判断基準・本部選びの核心に迫る」