飲食店開業の手引きまとめ

1章では、開業前の準備という切り口で、厨房機器や家賃などの初期投資から、
初期投資を抑える方法についてご紹介しました。

2章では届け出のあれこれと、OPENまでの注意点を、
私の体験談も踏まえてお伝えしています。更に広告の効果的な方法までご紹介します

 

2章 開業届け出と開業前シミュレーション

開業の法的資格を具備する

飲食店を開業しようと思っても、誰でもいきなり開業できるわけではありません。
法的に、開業してもOKというお墨付きをもらわないと、
飲食店を開業することはできません。

具体的には以下の手続きを踏む必要があります。

 

①今日からあなたも食品衛生責任者

調理師免許を持っていない人が開業しようと思ったら、
食品衛生管理責任者講習というものを受講しなければなりません。

あくまでも受講ですので、資格のための試験があるわけではなく、
受講すれば誰でも食品衛生責任者となれます。

基本的には、管轄の保健所が年に複数回講義を開催しています。
詳細は保健所のホームページなどを参照してください。

 

②「絶対抑えておくべき保健所の基準」
保健所の基準は地域でバラバラなんです

地域の保健所によって、営業許可を出す店舗に対して、構造的な基準があります。

筆者が許可をとった管内では、ホールから独立したキッチンに、
シンクが3つ以上あるかどうかなどの基準がありました。
筆者の場合は、この基準をよく知りもせず、店舗の工事に入ってしまいました。

後日、内装工事も半ば終わった頃、その基準を食品衛生責任者講習会で知って、
自分の店舗にはシンクが1つ足りないことを知りました。
慌てて、狭いスペースにも入るシンクを探して、設置してもらったという記憶があります。

店舗の工事に入る前に、保健所に店舗の設計図を持参し、
店舗が基準を満たしているかどうか、確認を行ってから工事に入った方が無難でしょう

なお、1章でお伝えした居ぬき物件では、あらかじめ基準を満たしている場合がほとんどです。
お金をかけず基準を満たしている、居ぬき物件を活用するのも1つの手段です。

 

③誰でもできる、営業許可証の取得方法

食品衛生責任者受講証を添付し、営業許可の申請に保健所へ行くと、
保険所の担当者が店舗へ視察に来ます。
ここで、法律上の問題をクリアしていれば、営業許可証が後日発行されます。

開業資金などを借りる場合には、絶対に必要になるのが営業許可証ですし、
飲食業は営業許可なくして営業すると、処罰されるので忘れないように注意してください。

 

③飲食店開業に忘れちゃいけない届け出のあれこれ

営業を開始する前後には、税務署への開業届を行うことも必要です。
開業届とは当該税務署の管内で営業活動を始めたので、
税務申告の対象となると、税務署に認知してもらうものです。

これは、確定申告等を行う際にも必要ですし、
銀行などから融資を受ける際にも必要な書類になります。

書類自体は簡単で、屋号(氏名)住所、業種などを記入するだけです。

 

④開業前のオペレーション教育がリピーターを作る

お客様が来店して、不慣れなスタッフばかりでは、お客様に不快な思いをさせてしまいます。
また、初来店のお客様は非常に重要です。

「あそこの店はおいしい」「あの店の雰囲気がいい」というような良いイメージを持たれれば、
後日友人知人を連れて来てくれます。

しかし、初回で悪い印象を持たれてしまうと、悪い評判を友人知人に伝えます。

初回の接客やサービス、味次第でその後の来店客数が
プラスにもなりますし、マイナスにもなります。

飲食店の話題は最も気軽な話題ですので、ゼロはありません。
初回の印象次第で、プラスかマイナスのどちらかになるということを心得て、教育しましょう

 

ホールスタッフの心構えとOJT

ホール内での動きや接客の様子は勿論ですが、料理に詳しいという事が実は最も重要です。
特に新規出店の店には、珍しいもの見たさにお客様は来店します。

おすすめや料理の特徴など、できる限り深い知識を有している事が大切です。
お客様からの質問に対して、どのように応えるのか、サジェスション表を作成しておきましょう。
「これくらいなら、言わなくてもわかるだろう」は厳禁です。

 

厨房スタッフの心構えとOJT

飲食店に来店されるお客様は、当然ながらお腹を空かせて来店します。
特にランチタイムであればなおさらですし、昼休みの時間も限られています。

メニューごとにかかる調理の時間を決めておき、
その時間内に調理ができるように、スタッフを徹底的に訓練しましょう。

なお、時間のかかる料理を注文された際には、ホールスタッフに
「完成まで○分かかってしまいますが大丈夫ですか?」
などの気の利いた一言を言ってもらうことも重要です。

 

いよいよ実戦「プレオープン」

上記2つの準備がある程度整ったら、友人知人取引先などに声をかけ、
1週間程度はプレオープン期間を設けましょう。

準備が完璧だと思っても、実際にお客様が入ると予定外の不備が出るものです。
そこで出た問題点を洗い出し、本オープンまでに改善しましょう。

 

⑤飲食店開業時に沢山お客様を呼び込むための告知方法 

雑誌広告や新聞折り込みなども1つの方法ですが、営業部隊を立ち上げ、
近所の会社や店舗などへ挨拶回りする事をお勧めします。

チラシを手渡すことで、顔見知りになる事ができます。反応によっては、
別に割引券を渡すのも効果的です。お客様はこのような特別感を常に待っているものです。

ここに「人ありき」を演出する事ができるのです

もっと効果的な販促方法や、年間イベント表、お客様を引き付ける割引券など
とっても便利な帳票についてはこちらをご確認ください

 

「素通りも、足を止めるも看板一つ」
 メニューは分かりやすく

オープンしたばかりの知らないお店について、人が気にすることは
「何の店?」という点です。

何の店なのか、はっきり分かる看板メニューを作っておきましょう。

 

開業時にはこれだけの労力がかかります、
一人で全て行うことなど不可能です。

全従業員の役割を決めて、挑まなければなりません、
これは開業時だけに限らず、営業が始まってからも同じ話です。

冒頭でお伝えしたように、開業前の準備は勿論、
全従業員の力があって初めてお店が成り立つのです。

ここだけは強く強調し終わりにします。

 

このご案内が全てではありません

細かい段取りや準備、スタッフ教育など、
開業前も後も業務を効率よく管理する事が求められています。

スケジュール作成やオペレーション教育の流れなど、
一から考えるのは大変です。

そんな時は、開業前に必要なブートキャンプ帳票をご利用ください。

こちらの飲食売上マネジメント帳票はブートキャンプ帳票に加え、
開業後の業務を管理するのに、欠かせない帳票が揃っています。

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ここまでお読み頂きありがとうございました。

楽しい開業になることを願っています、

飲食帳票屋サポートセンター